韓経:「強制徴用犠牲者に韓日政府が関心を」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.03 14:05
「父さん、私が来ました。会いたい」--。先月30日、日本下関から南に61キロ走って到着した山口県宇部市床波。74年前、長生炭鉱水没事故で父を亡くしたチョン・ソクホさん(85)は海に向かってこう叫んだ後、しばらく言葉をつなぐことができなかった。
犠牲者183人のうち136人が強制徴用された朝鮮人だった長生炭鉱水没事故は最悪の惨事だった。クモの巣のような海底炭鉱は10キロも続いた。通過する船の音が聞こえるほど坑道は海底面のすぐ下にあり、何度も漏水の危険に苦しんだ。危険な海底炭鉱には主に朝鮮人強制徴用者が動員された。事故当日の状況をチョンさんはこのように証言した。