価格はむしろ下がった。主力モデルのソナタ２．０ＣＶＶＬの場合、価格帯が２２５５万－２９５５万ウォンで形成されていたが、新型モデルは１０万ウォン安い２２４５万ウォン（２４６万円）から車を購入できる。他のモデルはすべて価格を据え置いた。本人を含めて兄弟姉妹がソナタを購入したことがある消費者には追加で３０万ウォン割引される。

現代車がソナタを７種類のエンジンラインナップを備えた「トランスフォーマー」に変身させた理由は簡単だ。国内市場でまたソナタの月間販売台数を１万台以上に引き上げるという「ソナタ国民車プロジェクト」の一環だ。今年１－６月のソナタの販売台数は５万３１４台と、前年同期比８．３％減少した。ソナタの不振は現代車の不振につながり、今年上半期（１－６月）の現代車の国内販売台数は前年同期比２．２％減の３３万６０７９台にとどまった。

価格や技術の側面では現代車が前進する姿を見せているが、危機脱出のためには依然として課題がある。毎年夏の労使葛藤、労組の過度な要求が代表的な例だ。産業研究院（ＫＩＥＴ）のイ・ハング研究委員は「技術と価格革新に劣らず労使関係など会社評判度がグローバル市場で影響を及ぼすだけに、会社だけでなく労組も真剣に考えなければいけない時期」と説明した。


７モデルの新型「ソナタ」…勝負をかける現代車（１）