砂地層の松坡・九老、下水管の古い鍾路…道路陥没が集中=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.07 10:21
道路陥没は「古くなった都市」に共通する悩みの種だ。韓国よりも先に近代化した日本の東京が代表的だ。東京の場合、下水管漏水などで毎年1000件以上の道路陥没が発生する。東京都庁によれば下水管の埋設後30年が過ぎれば漏水による道路陥没がねずみ算式に増える。また50年間下水管交換をしなければ、交換作業をした時に比べ陥没が14倍も多く発生する。ソウル市関係者は「東京は2001年から道路陥没地図を本格的に構築して探知装備を高度化した」と話した。
ソウル市の下水管整備は一歩遅れた感がある。ソウルの30年以上の老朽化下水管は全体の48.4%(5023キロ)に達する。最近5年間に発生した道路陥没の84%は老朽化した下水管が原因だった。市は2018年までに下水管補強工事を終えると昨年発表した。だが1兆ウォンに達する予算確保がカギだ。