現代・起亜の海外生産、トヨタ抑え世界一が確実に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.07 09:46
現代・起亜自動車が海外生産を増やす理由は、労組との対立的な関係が最も大きな原因だ。また貿易摩擦を避け過度な輸出依存から脱皮しようという戦略からだ。現代・起亜自動車は2001年から今年までで海外生産規模を300万台増やした。世界の自動車メーカーのうち最も早く海外生産を増やしてきたことになる。この期間に国内生産施設はまったく増やさなかった。
特に現代・起亜自動車は海外での供給不足で生産を増やしたというよりは、工場を増設し販売がこれを支えるという構造だった。このため昨年の金融危機の余波で販売が急減すると海外工場の稼働率が60%まで下落した。しかし今年は各国政府の販売支援策により小型車販売が好調を示し、危機を乗り越えた。今年の海外工場の稼働率が90%を超えるのは中国とインドだけだ。