キムチ・ビビンパ・ソルロンタン(牛肉のスープ)などを好んで食べる外国人に韓国料理の特徴を尋ねると、よくスパイシー、ヘルシー、ファン(fun)という言葉が出てくる。
韓国料理がスパイシーなのは、唐辛子やニンニクをたくさん使う香辛料のためだ。 食べると口がひりひりし汗が流れてくる料理が、外国人を‘ホット(hot)’と感じさせるのだ。 しかしこれが韓国料理の国際化で障害になっているわけではない。 唐辛子をもっとよく使うタイ料理が世界で人気を集めているのがその証拠だ。 さらにニンニク・唐辛子は最高の‘ウェルビーイング’食品だ。
従って韓国料理は健康食だといえる。 世界最高のウェルビーイング食として知られる地中海料理にも劣らない。 むしろそれ以上だ。 韓国料理はご飯とともにさまざまなおかずが出てくるバランスの取れた食事だ。 菜食と肉食の比率は8対2の‘黄金’比率。 キムチ・清麹醤(チョングッチャン)など発酵食品も発達している。 肉類を蒸したり、魚を煮物や生で食べたりするなど調理法も健康的だ。 油っぽいファストフードではなく典型的なスローフードだ。