韓経:SKハイニックス「東芝に先立ち3次元NAND量産…後発ランナー弱点克服」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.29 14:14
◆NAND市場の地図を変える
SKハイニックスはDRAM業界の盟主だ。昨年7-9月期の占有率が28%でサムスン電子(46%)に続き確固たる2位を占めている。だがNANDではそうではない。NAND市場の占有率は11~12%台でサムスンや東芝、マイクロンだけでなく米国のサンディスク(東芝提携社)にも遅れをとって業界5位だ。一歩遅れて市場に参入したからだ。ワークアウト(2001~2005年)を体験したSKハイニックスは2004年にNAND生産を始めたが多くのお金を投資することは難しかった。
2012年SKグループに編入された後に変わった。清州にNAND工場であるM12ラインを作り、NANDチップの性能を高めるコントローラー技術を確保するためにイタリアのアイデアフラッシュ(現在のSKハイニックス欧州技術センター)、米国LAMD(現在のSKハイニックスメモリーソリューションセンター)などを買収した。ホ・ヨンジンSKハイニックス清州ファブセンター長(常務)は「100ウォンのNANDにコントローラーをつけてオーダーメード型で提供すれば150ウォンを受け取ることができる」として「これまでコントローラー技術が弱点だったが、今や十分に競争でき」と話した。ト・ヒョンウ未来アセット証券アナリストは「3次元NANDはまだ草創期の技術」としながら「新しいアイデアで市場の地図をひっくり返す余地が充分にある」と話した。