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【中央時評】「恐れるべきものは恐れそのもの」…韓国MERS事態(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.10 17:08
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1年に世界で結核で100万人以上が死亡する。韓国でも約2000人死亡する。結核は空気で伝染する。随所に結核患者がいる。それでも人々は地下鉄に乗って映画館に行く。マラリアでは世界で58万人(2013年)が死亡する。それでも人々はアフリカに行く。危険があっても動くのは結核とマラリアの正体を知っているからだ。MERSも正体がすでに知られているため、恐れる存在ではなかった。ところが韓国人は過度に恐れた。

恐怖と戦ううえで米国人は人類をリードした。死が怖くても米国人は対抗した。第1・2次世界大戦当時に米国が参戦しなければ歴史は変わっただろう。1950年の韓国戦争(朝鮮戦争)当時、延べ179万人の米軍が参戦した。「一度も聞いたことがない国」を守るために戦場に来たのだ。約3万7000人が死亡した。死亡確率は50分の1だ。2008年のBSE(牛海綿状脳症)波紋当時、米国産牛肉を食べて人間BSEとなる確率は1億分の1だった。このような確率で韓国人は米国産牛肉を防ぎ、政府を叩いた。

 
BSE事態は韓国人が根拠のないうわさに敗れたものだ。韓国社会は「根拠のないこと」に容易に揺れる。セウォル号事態当時、生存の可能性、事故原因、救助方法をめぐり噂が乱舞した。チョン・ユンフェ事件の時もそうした。多くの人々が噂に振り回された。噂には敏感でありながら、北朝鮮の核や人権のような実体には鈍感だ。おかしな社会だ。

韓国社会が科学にもっと依存すれば、MERS被害ははるかに減らせるはずだ。これは政府が憎いのとは違う。この国は政府だけの国ではない。認めたくないが、韓国社会は誇張された恐れに敗れている。1933年、米国は大恐慌に陥っていた。フランクリン・ルーズベルト大統領は就任の言葉でこう述べた。「我々が唯一恐れるべきことは恐れそのものだ」(The only thing we have to fear is fear itself)。韓国人の恐怖症候群…これはいつ完治するのだろうか。

キム・ジン論説委員


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