中国に輸出する豆耕作地欲で地球の肺に火をつけた(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.16 13:28
今年1月から止むことなく続いている南米アマゾンの熱帯雨林の火災が地球の環境災害として存在している。ブラジル北部の大半と隣接するボリビア・パラグアイ・ペルーの一部だ。アマゾン川流域の面積は地球全体の熱帯雨林の半分だ。550万平方キロメートル、韓半島(朝鮮半島、22万847平方キロメートル)の約25倍に及ぶ。
米CBS放送によると、今年に入りこのアマゾン地域で4万件以上の火災が発生し、ソウル(605.2平方キロメートル)の約15倍の面積の9060平方キロメートル(90万6000ヘクタール)が消失した。火災の1次的原因は農民が焼畑を耕すために森に火をつける行為と見られる。これに加え、グローバルな気候変動により今年アマゾンの乾季(一般的には4~9月)は比較的早期に始まり、7~8月に高温現象まで重なり、火災が簡単に鎮まらなかったものと分析される。
乾燥と高温がアマゾン森林火災に影響を与えるのには、別の理由がある。泥炭層のためだ。国際自然保護連合(IUCN)によると、あらゆる植物がうっそうと育つ熱帯雨林や森があった場所には死んだ木や低木などの植物の残骸有機物が溜まり、泥炭層を形成する。泥炭は堅い石炭になる前のネバネバした状態だ。泥炭層は地球上で最も有用な温室効果ガスの吸収源の役割をする。IUCNは「泥炭層は炭素を排出できないようにする最大の天然倉庫」と「地球の泥炭層300万平方キロメートルは毎年3億7000万トンの二酸化炭素の排出を抑制する効果がある」と説明した。