韓経:「投資エンジン」失った韓国…長期沈滞の沼の中へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.01 09:36
韓国経済が「投資の崖」にぶち当たっている。設備投資が2000年以降で初めて4カ月連続減少するなど18年来で最悪の投資萎縮を見せている。未来の収益源を準備する投資が止まり、成長エンジンが冷え込んでいるとの懸念が出ている。
統計庁が31日に発表した「6月の産業活動動向」によると、同月の設備投資は前月より5.9%減り、3月の7.6%減から連続で減少傾向を示した。設備投資が4カ月連続で落ち込んだのは2000年9~12月以降で初めてだ。景気を牽引してきた半導体分野まで投資減少の兆候が現れている点が特に尋常でない。半導体関連特殊産業用機械など機械類投資が9.9%減り投資全体の減少傾向を導いた。6月の設備投資は前年同月比では13.8%減った。2013年2月の23.1%減から5年4カ月来の減少幅だ。
建設投資も振るわなかった。住宅用不動産とオフィス・店舗など商業用不動産市場の沈滞で建築が3.8%減、土木が7.6%減と実績はともに減った。韓国政府は7月に発表した「下半期の経済見通し」で今年の設備投資増加率は昨年12月の見通しである3.3%から1.5%に、建設投資は0.8%からマイナス0.1%に下方修正した。懸念していた投資の崖が現実化する様相だ。