【グローバルアイ】大韓民国憲法第3条
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.29 13:34
大韓民国憲法第3条は「大韓民国の領土は韓半島とその付属島嶼とする」と明示されている。韓半島(朝鮮半島)が南北に分断しているのは現実だが、憲法が志向する目標は「韓半島と付属島嶼」が大韓民国の領域だ。したがって38度線の南であれ北であれ、韓国の意思に反して武力を使用して攻撃することは大韓民国の領土主権に対する挑戦だ。米国が先制打撃をするにしても、中国が自国の軍隊を鴨緑江(アムノッカン)対岸に送るにしても、日本の自衛隊が北朝鮮の東海岸に上陸するにしても、韓国の反対を押し切って強行されれば、これは大韓民国憲法を否定することだ。現在の韓半島緊張状況と結びつければ、憲法3条は「いかなる国も我々の同意なく韓半島で軍事力を行使することはできない」となる。
もちろん現実では北朝鮮が韓半島の北側を占めているため、憲法3条は未来志向的な条文であり現在を反映しない。それでも我々が憲法3条を考えなければいけない理由は、韓半島の第一当事者が韓国であり、我々の究極的目標は憲法に記述されているように韓半島の平和的統一であるからだ。