ホンダ創業者「成功は、99%の失敗に支えられた1%だ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.29 17:02
「失敗から学ぼう」という主張は、全く新しいものではない。企業創業者の中では失敗を跳び越えては、挑戦を強調していた人々が多かった。スティーブ・ジョブス氏の自伝や彼の一代記を題材にした映画では、アップル・コンピューターの開発初期の状況を重点的に扱っている。ジョブス氏は自身が構想するコンピューターを作れと要求しながら開発者を追い詰めた。しかし開発者はなかなかジョブスの要求に応えられなかった。しかしジョブスは挫折することなく、執拗に目標に向かって突き進んだ。その過程で行き詰まれば新たな道を探し続け、それがアップルの飛躍(ブレイクスルー)を達成できた原動力となった。
ホンダ自動車を創業した本田宗一郎氏は「私にとって成功は、99%の失敗に支えられた1%だ」という言葉を残した。失敗を恐れないで絶えず挑戦しろということだ。それでホンダは毎年最も大きな失敗をした研究員に100万円の賞金を出す「失敗王」制度を運営し、本田氏の哲学を継承した。こうしたチャレンジ精神が小さなバイク会社からスタートしたホンダの発展の秘訣になったのかも知れない。ホンダは今や屈指の自動車メーカーを超えて世界で最初の走るロボット「アシモ」やジェット機を作る企業へと高めた。