中国には天然ガス、韓日とは経済協力…ロシア、アジアへ軸足移動(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.03 09:45
韓国は今年、ロシアとのノービザ協定を発効させた。朴槿恵(パク・クネ)政権は羅津(ナジン)-ハサンプロジェクトを重視している。米国は7月末、ハレル国務副次官補を韓国に派遣し、対ロシア制裁を促したが、「米国・EUレベルの制裁は難しい」という立場を聞いたという。最近ウクライナ情勢が深刻になり、ロシアと公式接触を一時中断したが、対ロシア制裁への参加は控えるというのが、韓国政府の立場だ。
北朝鮮とも4月の貿易代金をドルではなくルーブルで決済することにし、沿海州に朝ロ合作農場を開設した。ロシア軍楽団が北朝鮮全国巡演を行い、平壌(ピョンヤン)-モスクワ観光列車の開通が推進されている。コ・ジェナム外交安保研究院教授は「ロシアが北との関係改善に積極的なのは、韓・北・ロの交流拡大を念頭に置いた布石」と分析した。
インドは中国に次いで2番目に多くのロシア製武器を輸入している。今年は合同海・空軍訓練を実施した。インドはロシアの液化天然ガス(LNG)購買も交渉中だ。インドのモディ首相は先月、ケリー米国務長官がニューデリーを訪問した日、露印間「ドル代替決済体制の開発」の準備を発表した。ベトナムとは最近、炭化水素抽出とLNG輸出契約を締結した。ロシアはベトナム海軍と原子力エネルギーも支援している。