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地震で原発爆発?…韓国映画『パンドラ』が語らなかったこと(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.20 16:31
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韓国映画『パンドラ』のスチールカット
15日午後、慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)でマグニチュード(M)5.4の地震が発生した。昨年9月に慶州(キョンジュ)で発生したM5.6の地震に次ぐ歴代2番目の規模だ。全国24基の原子力発電所は地震の中でも正常に運転を続けた。設備の故障や放射線漏れもなく、電力を生産し続けた。

懸念がすべて消えたわけではない。韓国原子力発電所の大部分が最近地震が頻繁に発生する東南部地域に集中しているからだ。原発事故を描いた韓国映画『パンドラ』(原題)が浦項地震の後、改めて関心を集めている。映画の中には事実もあり、劇的な要素を加味しながら誇張した内容もある。『パンドラ』の中のセリフをもとにファクトを調べてみた。

 
(1)「震度7にも耐えられる耐震工法が適用されたしっかりした施設と非常事態を備えた完ぺきな安全装置が幾重にも備わっていて、徹底した安全点検と防止システムの稼働で事故の危険性はゼロに近い」(劇中、原発広報チーム職員ヨンジュ)

ゼロかどうかは誰にも分からない。安全を論じる時に100%はない。地震の影響で原発事故が発生し、これに伴って放射能が漏れ出る可能性はある。原発事故を心配する声を「怪談」と言って排除してはいけないのはこのためだ。しかし、事実と異なる内容を誇張してわざわざ恐怖を助長する必要はない。

世界で原発事故はすでに何度も発生している。事故原因は大きく分けて2種類だ。1986年のチェルノブイリ原発事故のような管理不良、2011年福島原発事故のような自然災害だ。『パンドラ』は福島原発事故から多くのアイデアを借りた。

しかし、厳密に言うと福島原発は地震で爆発したのではない。最初の強力な地震が発生した時、日本は原発稼働を中断させて核原料を冷却させた。この時点まで問題はなかった。しかし、その後に巨大な津波が海岸の防壁を越えてきたことで原発が浸水し、電気供給が切れた。緊急電源も浸水したことで冷却系統に問題が生じ、結局爆発につながった。地震の影響ではあったが、地震が直接的な原因と見るのは難しいという意味だ。

プレートの境界面に位置した日本東側地域よりも、韓国は津波発生の可能性は低い。もちろん安心できるわけではない。そのため韓国水力原子力は海水面基準7.5メートルだった古里(コリ)原発の津波防壁を2013年に10メートルまで高くした。

反対に近隣で地震が発生したが原子力発電所が地震に耐えた事例もある。1988年アルメニアではM6.8地震で2万人を越える住民が犠牲になったが、近くのメツァモール原発は被害を受けなかった。1995年阪神・淡路大震災の時も、近くの原発は自動で運転を停止し、格納施設も被害を免れた。

原発といえば思い出すのがドーム型の原子炉格納施設だ。『パンドラ』ではM6.1の地震が発生して格納施設がメルトダウンする様子を描写する。しかし韓国の原発はM6.5の地震に耐えられるような設計になっている。最も最近立てられた新古里(シンゴリ)3号機はM7.0の地震にも耐えられるように建設され、残り23基の原発はM6.5水準にも耐えられるようになっている。

その上、東日本大震災の後続措置で耐震性能を補強する作業を進めている。原子力安全委員会によると、現在20基の原発は耐震性能補強工事を完了し、古里2号機とハンウル1・2号機は来年6月までに完了する予定だ。震度7以上の強震でないなら、地震による原発事故の確率は低いと見るべきだ。


地震で原発爆発?…韓国映画『パンドラ』が語らなかったこと(2)

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