オバマ大統領は、北朝鮮が最近４度目の核実験の動きを見せていることに対し、「もし追加で核実験をすれば、平壌（ピョンヤン）はこの上なく孤立を経験することになるだろう」と強調した。韓日米３カ国の協力を基礎に国際社会とともに強力な制裁に乗り出すとも警告した。北朝鮮の核問題については、中国も米国と同じく非核化に共感しているとも述べた。

－－北朝鮮が４度目の核実験をするとして脅威を与えている。

「北朝鮮の核・ミサイルプログラムは、我々の同盟国である韓国と日本に大きな脅威となっている。特に米国の安全にも次第に直接的な脅威となっている。国際社会が北朝鮮に投げかけているメッセージは明確だ。国連安保理の制裁決議案は、北朝鮮は完全かつ検証可能で、不可逆的な方法ですべての核兵器と現存する核プログラムを放棄しなければならないと規定している。北朝鮮は直ちにすべての核活動を中止するべきだ。もし北朝鮮が韓国に対する挑発を続け、核を放棄しなければ、平壌（北朝鮮当局）はこの上ない孤立を経験することになるだろう」

－－北朝鮮が核実験を強行する場合、米国の制裁策は。

「北朝鮮がまた核実験という失敗を犯せば、国際社会の断固たる制裁を覚悟しなければならないだろう。特に韓国と米国、日本は団結して対応することになるだろう。韓国を含む同盟国に対する米国の防衛公約は変わりなく守られるはずであり、同盟の現代化も続くだろう。我々は世界の同盟国とともに北朝鮮に対する圧力を増大させる準備ができている」

－－北朝鮮の挑発を防ぐための中国の役割は。

「米国と中国は北朝鮮の核問題に対し、深い共感を持っている。北朝鮮の非核化が米国と中国の共通の利害だという点を、中国に持続的に強調していく」

－－北朝鮮が非核化を行動で示さない限り対話はないという米国の対北朝鮮政策に変わりはないのか。

「北朝鮮の前には依然として他の道がある。核・ミサイルプログラムを放棄し、国際社会との約束を守って義務を果たすことだ。それだけが、北朝鮮が安全の保証を受けられ、経済繁栄を実現できる唯一の道だ」

－－朴槿恵（パク・クネ）大統領が「統一大チャンス論」で南北統一の準備の必要性を強調している。

「２年前にソウルを訪問した際、脱北者に会った。私は彼らが北朝鮮に残る数百万人の同胞とともに、自由と繁栄を享受することを望んでいるということをよく知っている。したがって私は南北関係を改善しようとする朴大統領の努力を支持する。そしていつか韓半島が統一されるその日のために、あらかじめ備えようという朴大統領のビジョンを支持する」


＜英語全文＞オバマ米大統領の中央日報単独インタビュー

【特集】オバマ米大統領の韓日訪問