刀抜いた公正委「韓国最大ポータルサイト・ネイバーの寡占状態を正す」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.15 13:30
ネイバーは、インターネットポータルサイト市場で独占的地位を享受してきた。競争会社だったダウムやネイトは市場占有率70%の壁をこえることができなかった。グローバル検索業者のグーグルもやはり韓国国内ではネイバーの前にひざまずいた。これを武器にネイバーは、事業領域を持続的に広げてきた。ポータルサイト広告はもちろん、中小オンライン商取引産業などの領域まで食い込んだ。実績は毎年史上最大だ。昨年は2兆4000億ウォン(約2200億円)の売上額に7000億ウォンを超える営業利益を上げた。営業利益率がサムソン電子の2倍にあたる30%まで肉迫している。
ネイバーのために商圏を侵害された代表的なところが不動産市場だ。2000年代中盤まで成長の勢いをつないでいた不動産114・不動産1番地・ドクターアパートは2005年、この市場にネイバーが進出する中で群小業者へと転落した。2009年からはネイバーが仲介業者を会員会社として受け入れる“直接営業”まで始め、主な収入源が仲介業の会費だった不動産業者の経営が悪化した。不動産114・不動産1番地はすべて別会社に売却された。