【コラム】第4次産業革命発の人材不足がくる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.21 09:45
毎年年初にスイス・ダボスで開催される世界経済フォーラム(WEF)がKAIST(韓国科学技術院)と共同で、先週金曜日にソウルロッテホテルで知識フォーラムを開いた。「第4次産業革命時代の職場の未来と包容的成長」がテーマだった。韓国は第4次産業革命に対する関心と熱気が相当なレベルだが、WEFの評価でその準備度は25位にとどまった。半導体・スマートフォン強国という点でアイロニーだが、パネル討論でその理由が浮き彫りになった。
最も衝撃的な部分は新技術の人材不足事態がすでに表れている点だ。討論に参加した李賢淳(イ・ヒョンスン)斗山グループ最高技術責任者(CTO)の発表を見てみよう。「産業現場の流れから第4次産業革命技術を従来の事業に取り入れたところ生産性が大きく向上した。単純計算で国内全体に拡大適用すれば400万人の単純労働者が職場を失うという結論が出た」。情報通信技術(ICT)の発達で主要製造業に機械と装備を電子的に制御する「スマート工場」が普及した結果ということだ。海外の競合他社がそのように動く中、こうした流れに乗るしかない。