韓国の家計負債、1400兆ウォン超…4-6月期だけで29兆ウォン増
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.24 08:59
韓国銀行が23日に明らかにしたところによると、4-6月期末の家計信用残高(速報値)は1388兆3000億ウォンだ。過去最大値だ。1-3月期末の1359兆1000億ウォンより29兆2000億ウォン(2.1%)増えた。家計信用は家計が金融機関から借りた資金(家計貸出)とまだ決済されていないクレジットカード使用金額(販売信用)を含む。4-6月期の家計貸出1313兆4000億ウォンは前四半期比2.1%、販売信用74兆9000億ウォンは2.6%増加した。4-6月期までの家計負債に7~8月に増えた家計貸出を加えるとその規模は1400兆ウォンを超えると推定される。金融監督院が発表した「7月の家計貸出動向」によると7月の金融圏の家計貸出は9兆5000億ウォン増加した。金融監督院によると今月11日まで増えた家計貸出も2兆1700億ウォンに達する。ここにクレジットカード使用額などを考慮すれば家計負債はすでに1400兆ウォンを超えたと推定できる。
4-6月期の家計負債増加傾向を牽引したのは住宅担保貸出だ。不動産取り引きが増え、銀行圏の6兆3000億ウォンと非銀行圏の3兆2000億ウォンを合わせた住宅担保貸出額は9兆5000億ウォンに達する。住宅金融公社の住宅担保貸出5兆ウォンまで考慮すれば4-6月期の家計負債増加額の半分ほどを占める。
銀行圏の信用貸出が増えたのも家計負債負担を拡大した。信用貸出を含む銀行圏の4-6月期のその他貸出は5兆7000億ウォンを記録した。前四半期の4000億ウォンより大きく膨らんだ。不動産対策で住宅担保貸出に対する規制が強化され、4月に設立されたKバンクが低金利の信用貸出で人気を呼び信用貸出が増えたと分析される。