憂鬱な韓国製造業の縮小版、慶尚北道尚州
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.21 12:08
「外国に行くしか…」。
17日、慶尚北道尚州市恭倹面(キョンサンブクド・サンジュシ・コンゴムミョン)。ハンコックタイヤでインフラ企画チーム長を務めるキム・ミョンス氏がため息をついた。丸2年かけてこの一帯の土地144万9477平方メートルを見つけ出した。昨年9月に慶尚北道、尚州市とともにドライビングセンターと研究基地建設に向けた2535億ウォン台の投資了解覚書(MOU)を結んだ。だが、6月の選挙ですべてがひっくり返った。当選した李廷白(イ・ジョンベク)市長は「住民の反対があるのでハンコックタイヤの投資を原点から見直す」とした。最近では住民の反対を理由に行政支援チームまで撤収した。キム氏は、「内部ではこんなことなら米テネシー州や中国に研究基地を置こうという話が出ている」と吐露した。尚州市のチャン・セチョル係長は、「現市長が選挙公約として原点からの見直しに言及したのは合っている。検討して実情に合わなければやらないという意味に解釈してほしい」と説明した。