【コラム】大きい中国、鋭い韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.09.08 16:12
彼女はまだ高さ35メートルのタワークレーンにいる。 韓進(ハンジン)重工業事態の中心にいるキム・ジンスク全国民主労働組合総連盟(民主労総)釜山本部指導委員のことだ。 8カ月目だ。 ‘希望バス’はこの問題を政治イシュー化したが、彼女の‘高空闘争’は韓国産業界の痛みをそのまま見せている。
苦痛の胎動は中国で始まった。 01年11月に中国は世界貿易機関(WTO)に加盟した。 市場開放効果で貿易量が急激に増えた。 輸出は毎年20-30%ずつ増え、鉄鉱石など資源の輸入も急増した。 海運業界は船がなくて大騒ぎした。 「造船会社」という名前を掲げるだけでも船を受注できる時期だった。 国内業界に投資ブームが起きた。 部品・資材・機材企業も船を建造するとしてドックの建設を始めた。 06年には南海岸に「造船ベルト」が形成されるほどだった。