「ノ・ソンヨン置き去り走行」はコミュニケーションの問題だったことが明らかになった。

文化体育観光部は大韓体育会と合同で実施した大韓スケート競技連盟に対する特定監査の結果を発表した。スケート韓国代表チームは２０１８平昌（ピョンチャン）冬季オリンピック（五輪）で好成果を出したが、社会的な問題で国民に失望感を抱かせ、国民請願を通じた真相調査要求につながった。

これに対し文化体育観光部は疑惑事項を明らかにして国民に知らせるため、特定監査を実施した。３月２６日から４月３０日まで文化体育観光部と大韓体育会が合同で行った今回の監査は、約５０人の関係者の陳述、事実関係の確認、資料分析を通じて疑惑に関する事実を究明することに焦点を合わせた。

五輪で発生した疑惑事項のうちノ・ソンヨンの女子団体追い抜き出場白紙化、特定選手の別途練習などは主な原因がスケート連盟の未熟な行政処理にあったことが明らかになった。団体追い抜き予選競技で発生した「置き去り走行」については、良くない意図で最後の１周で速度を上げたり特定選手がわざと遅く走行したという疑惑は事実ではないと判断されると明らかにした。