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韓国警察、フィリピンに75億ウォンで「治安韓流」伝播

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.29 13:27
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韓国警察が今年の34億ウォンをはじめ今後3年間で660万ドル(約75億ウォン)を投入してフィリピン警察に捜査技法を伝授し、捜査装備を支援する。

フィリピンで最近、韓国の海外同胞の殺害事件が相次いで発生しているにもかかわらず劣悪な治安環境のために犯人検挙など事件解決が遅いことに従ったものだ。

警察庁は韓国国際協力団(KOICA)と共に「フィリピン警察の捜査インフラ拡大・捜査力量強化事業」を今年から2018年まで施行すると28日明らかにした。これは公的開発援助(ODA)事業の1つだ。昨年グアテマラ・ホンジュラス・エルサルバドルに計168億ウォンほど支援したのに続き2番目だ。

 
警察庁関係者は「2013年以降、フィリピンで計34人の韓国海外同胞が殺害されるなど被害が続いている」として「今回の支援事業は韓国の海外同胞および観光客の安全を確保するためのもの」と説明した。

支援案によれば捜査車両130台やバイク142台など警察組織の機動性を高めるための装備がまず支援される。事件解決を支援するための科学捜査キット(指紋・足跡鑑識装備など)120台も支援する。

警察は基礎的な捜査力強化のために国内の捜査専門家を現地に派遣する計画だ。現場鑑識・証拠分析・CCTV分析・サイバー追跡技法・現場の初動措置および聞き込み技法など計17分野の専門家だ。フィリピン警察の幹部を国内に招いて実力強化研修を実施して現地で捜査技法を伝授するワークショップも開く予定だ。

警察庁関係者は「海外同胞・観光客が多いマニラやアンヘレス、セブ、バギオなど4地域を集中的に支援する」としながら「現在2人のコリアンデスクも今年中に4人を追加で派遣する予定」と説明した。

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