本を薦めてほしいという話を聞くと、読書をするほうだと自負していた自分が恥ずかしくなりました。２００９年を迎え「今年は本を本当にたくさん読まなくては」と計画を立て、片っ端から熱心に読みましたが、いざ推薦する本を思い出そうとしたらうまく思い浮かびません。

最近「心理学ラジオ」という本を楽しく読みはしました。米国のセラピストのクォン・ムンスさんが心理相談が必要な人たちに会い、彼らの話を聞く自身の感情を詳細に書いたものです。患者の人生があまりに波瀾万丈で、幼い時に受けた虐待、いま受けている苦痛、無数の傷を治癒していく過程が私を敬虔にさせました。

でもこれより私がもっと薦めたい本は３年前に読んだ「女ならヒラリーのように」（イ・ジソン著）です。特に女性に勧めたいです。実際に私はこの本を数冊家に買っておき、好きな人に時々プレゼントしているんです。

この本は、世界で最も強い女性の１人に挙げられるヒラリー・クリントン米国務長官も、２０代初めまではかわいくてお金持ちの女友だちに劣等感を感じ、学校の勉強がつらくて家に電話して泣いてしまう弱い女性にすぎなかったという内容です。しかしヒラリーは人とは違う読書法と不断の努力で自分の夢を叶えた人なんです。幼いころに少なからず苦しい時期を過ごしたヒラリーがどんな指導者に会っていまの世界的な女性指導者になれたのかを教えてくれます。彼女だけの読書法も詳細に出ています。

「女ならヒラリーのように」は多くの女性に、外見だけを飾るのではなく、知的な渇きを満たしたいという熱望を植え付けてくれます。私はヒラリー・クリントンが米大統領候補を決める予備選挙で落馬したのが良かったと思います。彼女はいつか大統領になると確信しているからです。彼女の夢は現在進行形で、挫折と失敗を踏み越えて立ち上がり夢を実現する過程はより美しいものだからです。私もまたその過程を見てチャレンジに対する意欲を高め成長し続けられるのが楽しみですから。

夢を見てください。哲学書や古典のような立体的な思考ができる本をたくさん読みましょう。私自身に対する関心だけにとどまらず、社会に関心を持ちましょう。そして立派で魅力的な女性になりましょう！

ヒラリーを上回るすてきな女性を夢見て書きました。厳しい時期ですが、難関を楽しみ知恵で打ち勝てば人生がより豊かになるのではないでしょうか。


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