中国警護員に殴られた記者の懲戒を求めた韓国の元警察幹部
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.18 09:45
チャン・シンジュン警察人権センター長が中国警護員の韓国記者暴行事件に関して該当報道機関の謝罪と記者に対する懲戒を要求した。チャン・センター長は16~17日、自身のフェイスブックに相次ぎ書き込んだ2件のコメントを通じて「中国で物議をかもした記者が所属している報道機関は該当記者を懲戒し、対国民謝罪とともに再発防止を約束しなければならない」と主張した。
警察人権センターはチャン・センター長が立ち上げた私設組織だ。政府や警察に所属している所ではない。事務室もなくチャン・センター長一人でフェイスブックを通じて活動している。江陵(カンヌン)警察署長・楊口(ヤング)警察署長を努めた彼は「江原共にフォーラム」の共同代表、「幸せな江原道委員会」の委員長を努めている。
チャン・センター長は「市民らと気安く付き合うことが好きな文在寅(ムン・ジェイン)大統領も歓呼する市民に近付けないように統制される国が中国だ。大統領も相手国の警護原則と基準に従うのに、これを無視しようとした記者を警護員が物理的に制止したのは中国にとっては当然の職務遂行だ」と話した。また、「記者たちの取材は所属会社である報道機関の職員としての職業的義務であるため、特別に尊重されるべき権利や権限ではない。重大な時期に国家的外交成果を崩し、さらに国の恥さらしまでさせたとすれば世宗路(セジョンノ)交差点でござを敷いて犯した罪の処分を待つ時だ」と暴行された記者と報道機関を非難した。その後、彼のフェイスブックには「警護員10人が許可札のある記者を倒した後、土足で顔を蹴るのが警護か」などの批判のコメントが書き込まれた。