中国、40年ぶりに最大反日デモ…日本「中国で日本語を話すな」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.17 08:25
日本政府の尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に抗議する中国の反日デモがますます激しくなっている。11日の日本政府の尖閣諸島国有化宣言で触発した反日デモは、北京や広州など中国国内の約80都市に拡大した。今回のデモは1972年の日中国交正常化以来40年ぶりの最大規模で、18日が満州事変の発端となった「柳条湖事件」(1931年9月18日)」の日であるため、反日デモはしばらく広がると予想される。
16日午後1時ごろ、南部の広東省広州では一部のデモ隊が日本総領事館内に乱入し、1階のロビーと2階の食堂のガラス窓を壊した。領事館の前に駐車されていた日本車1台も破損した。北京の日本大使館周辺に約1万人のデモ隊が集まるなど、中国全国で約8万人が反日デモに参加した。
山東省の青島ではパナソニックグループの電子部品工場など、日本企業の10工場にデモ隊が乱入し、火をつけ、生産ラインを破壊した。トヨタ自動車も青島販売1号店が放火被害を受けた。青島の一部のデモ隊は流通会社「ジャスコ黄島店」を襲撃し、エレベーターを破壊した。倉庫に保管されていた商品24億円(約340億ウォン)分のうち半分が略奪または破損したと、日本メディアが報じた。広東と蘇州では日本飲食店がデモ隊の襲撃を受けた。被害が広がると、中国国内の日本人は店の日本語の看板を降ろし、中国国旗を掲げ、中国人従業員を動員してデモ隊を説得した。四川省成都では15日、日本系のコンビニがデモ隊の攻撃で閉店時間を操り上げ、16日は休業に入った。