韓国銀行(韓銀)が22日に新しく発行する1万ウォン札には、韓国の天文学史が込められている。 新紙幣の裏には世界で最も古い天文図である天象列次分野之図(国宝228号)がデザインされた。 その絵の上には天体時計の渾天儀(ホンチョンウィ、国宝230号)と韓国で最も大きい天体望遠鏡である普賢山(ポヒョンサン)天文台の天体望遠鏡が描かれている。 従来の1万ウォン札の裏に描かれていた慶会楼(キョンフェル)が韓民族の天文学遺産と現代天文学装備に変わるのだ。
召南(ソナム)天文学史研究所はこれを天文学界の慶事と見なし、19日にソウル洪陵世宗(セジョン)大王記念館で記念シンポジウムを開く。 テーマは「天象列次分野之図と伝統天文図」。 天文学者が集まり、世界最古の貴重天文図が新紙幣にデザインされたことを祝い、これを国民に広く知らせる場だ。 この研究所は故・召南兪景老(ユ・キョンロ)元ソウル大師範大教授の出捐金で2005年9月に設立された。