【コラム】難民、純血国家の韓国をノックする(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.26 14:08
イエメン人549人が済州(チェジュ)空港に到着した。内戦を避けて祖国を離れた人たち、難民だ。近い欧州を断念し、イスラム国家がある東に方向を変えた。マレーシアは兄弟の入国を冷静に拒否した。この人たちの絶望的な視線に極東の小さな島、済州が入った。「平和の島」でありノービザで30日間滞在可能な楽園として映った。しかしその楽園が600年間にわたり純血主義で武装した儒教国家の断固たる城門であることを知るはずはなかった。
難民許可問題が浮上すると、法務部はイエメンをビザ免除除外国に速やかに分類した。難民を受け入れてはいけないという国民請願が30万人を超えた。血気旺盛なイスラム青年を「潜在的性犯罪者」と決めつけるような表現も登場した。犯罪と治安、雇用の心配は正当な名分ではあったが、深淵には韓半島(朝鮮半島)の長い習俗である純血主義がうごめいていていることも否認しがたい。