青瓦台（チョンワデ、大統領）が２０１４年４月にセウォル号惨事当日、大統領秘書室長が朴槿恵（パク・クネ）大統領に行った報告内容を非公開にしたのは適法だという判決が出された。

ソウル行政裁判所の行政１１部（ホ・ジェフン部長）は２３日、ハ・スンス緑色党共同運営委員長が「セウォル号惨事当時の関連記録を公開せよ」として大統領秘書室や国家安保室、大統領警護室などを相手に出した情報公開請求訴訟で、原告の請求の一部を棄却した。

裁判所は「セウォル号惨事当日の大統領秘書室長が大統領に報告した内容は２人の間で生産されたコミュニケーションの記録物」としながら「このような情報が公開されれば業務の公正な実行などに顕著な支障をもたらすことになる」と提示した。

裁判所はただしセウォル号惨事当日に青瓦台が生産・授受した情報リストと２０１３年３～７月まで青瓦台の特殊活動費・国外旅費の執行内訳などは公開しなければならないと決定した。

裁判所は「裁判所は情報公開法にともなう非公開閲覧・審査制度を通じて該当情報が非公開情報に該当するのか、非公開の理由が妥当なのかなどを審理できる」として「大統領秘書室などが非公開の閲覧・審査手続きに応じないため非公開情報を特定できなかった」と説明した。

ハ委員長はこの日の宣告直後「棄却された部分については控訴する」と話した。