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【社説】「北朝鮮の変化を引き出すには韓国も変わるべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.30 08:58
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韓半島の分断は苦痛だ。同じ言語を使い、血を分けた同族が、南北に分かれていがみ合うのは何よりも恥ずかしい。同時に、世界史の発展の流れに加われず、意地で世界に対抗する北朝鮮は、私たちにとって大きな荷物だ。このため南北間で真の和解が形成され、韓半島に恒久的な平和が定着し、最終的に統一された国を建設するというのは、韓国人にとって切実な夢だ。一方、夢は切実であるものの、その夢を実現する方法をめぐり、あたかも命綱を争うかのようにやり合っていうのが、今日の私たちの姿だ。分断を越えようとするなら、こうした争いからまず越えるべきではないだろうか。

28日に開かれた「韓半島フォーラム」(会長ペク・ヨンチョル建国大名誉教授)創立学術会議「韓半島の大転換:どこへ向かうのか?」で、李洪九(イ・ホング)フォーラム顧問は「保守が南北対話を政府に促し、進歩は北朝鮮の人権状況と世襲問題を批判してこそ、統一議論が堅実になるだろう」と一喝した。また総合討論で河英善(ハ・ヨンソン)ソウル大教授は「共進戦略」という分断克服方法論を提案した。「北朝鮮の変化を引き出すには、私たちも同時に変わらなければならない。北朝鮮が安心して改革に進めるように条件を作る努力を私たちが率先すべきだ」という主張だった。

 
中央日報は「韓半島フォーラム」を通じて、分断を克服するための知恵を集めようとしている。またその知恵が現実で力を発揮するよう最善を尽くそうとしている。中央日報は分断の克服に格別な関心を向けてきた。03年、中央日報は「予算1%対北朝鮮支援」を国家的アジェンダにしようと提案し、汎社会的な呼応を得た。今年創立39周年を迎える中央日報傘下の統一文化研究所は、北朝鮮と直接交流する機会を何度も作ってきた。北朝鮮文化遺跡の踏査、北朝鮮経済現場の取材、革命烈士陵の訪問などは、北朝鮮現場を深層取材した韓国メディアの最初の記録だ。「3代世襲」を進行中の北朝鮮、中国の急速な浮上などで、韓半島情勢には新たな転換が迫っている。これを分断克服の機会として十分に活用しようというのが「韓半島フォーラム」を発足させた中央日報の意志だ。読者の皆様の深い関心をお願いしたい。

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