地位高まった韓国のバイオ、グローバル製薬市場で胸を張る(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.12 15:21
2015生命工学白書によると、世界バイオ医薬品市場の規模は2008年に932億ドル(約10兆6700億円)から2019年2625億ドルへと急激に拡大している。その他医薬品・医療機器まで合わせれば、2024年2兆6000億ドルに達するものとみられる。韓国の主力輸出産業である半導体・化学製品・自動車を合わせた市場の規模と同水準だ。韓国企業が海外進出に積極的に乗り出している理由もここにある。柳韓洋行のキム・ジェギョ常務は「海外進出はもはや選択でない必須」とし、「製品・技術が優れているのはもちろん、海外製薬会社との持続的なコンタクトやネットワークが大事」と説明した。
韓国が今まで開発した新薬は27件。ブロックバスター級はまだないが、1990年代から本格的に開発に取り掛かった現実を考えると、悪くない成績だ。バイオシミラーとバイオ医薬品の委託生産部門の技術力は世界的な水準だ。昨年、ハンミ薬品の契約解除という悪材料が明るみに出たが、毎年技術輸出の実績を増やしている。セルトリオンのユ・ビョンサム本部長は「多国籍製薬会社が前に出て韓国企業の成果に関心を見せるほど、地位が高まった」と話した。