【時視各角】またか…工事中の事故=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.08 09:35
#大々的な安全点検と言葉だけの安全対策=大きな事故が発生すれば、政府は合同調査班を設置し、大々的に安全点検を行う。南楊州事故をきっかけに国民安全処は政府合同調査班を設け、7-13日に建設工事現場の安全管理実態を点検すると明らかにした。事故後には必ず全数調査が行われる。昨年は高陽市総合ターミナル火災から1年を迎えて安全白書を出し、類似事故の予防に万全を期すと誓った。国会では安全の外注化防止法案を提出したと広報しただけで、廃案となった。
#忘却と反復=事故は忘れられ、マニュアルは現場で無視される。ソウルメトロの2人1組作業守則は帳簿上に偽りの記録が繰り返され、現場では守られなかった。マニュアルを現場で守ることができなければ明らかに理由があるはずだが、責任ある人たちがその理由を考慮しない。事故当時に安全対策の準備を強調した方たちは類似の事故が発生すればまた同じ約束をする。このような言葉は現実化せず、現場はまた忘却の中に入り、事故は繰り返される。
安全な社会をつくるといって国民安全処まで新設した大韓民国の現状はこうだ。このように事故は韓国社会の習慣になっている。