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ソウルの粒子状物質、ワシントンの3倍、東京の2倍(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.22 16:57
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ソウルをはじめとする韓国首都圏地域の粒子状物質の濃度は先進国の都市の1.3ー4倍にのぼることが分かった。

京畿開発研究院によると、昨年、首都圏の粒子状物質の平均濃度はソウルが41μg/立方メートル(1μgは100万分の1g)、仁川が47μg/立方メートル、京畿道が49μg/立方メートルだった。2003年の70μg/立方メートル前後に比べると大きく改善した。しかし先進都市に比べると、まだ濃度は高い。

 
米ワシントンは粒子状物質の濃度が12μg/立方メートル、日本・東京は21μg/立方メートル、仏パリは27μg/立方メートルなどだった。京畿道の粒子状物質の年間平均濃度は米ワシントンの4倍を超える。

粒子状物質とは直径10μm(1μmは1000分の1mm)以下(PM10)の微粒子。吸い込めばぜん息・気管支炎・肺炎など呼吸器疾患を起こし、心臓発作とも関係があるという。したがって、粒子状物質だけをみると、韓国の首都圏の市民は先進国の市民より健康によくない環境で暮らしているということだ。

呼吸器に沈着し健康にさらに良くない微小粒子状物質(直径2.5μm以下=PM2.5)の濃度も韓国首都圏は先進都市の2倍ほどだった。ソウルは年中平均濃度が25μg/立方メートル、京畿道は32μg/立方メートルである半面、米ニューヨークは14μg/立方メートル、仏パリは15μg/立方メートルだった。

韓国の粒子状物質の濃度が高い理由の一つは中国だ。春には黄砂が飛来し、冬には暖房による粒子状物質が飛んでくる。中国側から風が吹く時に観測される粒子状物質の成分も中国のそれと同じだ。

今年の冬は特に中国発の粒子状物質に苦しんでいる。15日午後9時、京畿道抱川市仙壇洞測定所の粒子状物質の濃度は153μg/立方メートルだった。基準値の100μg/立方メートルより50%以上多い。


ソウルの粒子状物質、ワシントンの3倍、東京の2倍(2)

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