韓国初の慰安婦被害者追慕館開館…実際に行ってみると(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.20 14:39
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19日、京畿広州「ナヌムの家」にある「遺品展示館と追慕記録館」内の遺品展示館で会った李容洙さん。
遺品館に展示された自身の美術作品の前で会った李容洙(イ・ヨンス)さん(89)は感激しながらも、まだ解決されていない問題に対する気持ちを吐露した。李さんは「(ここが開館したのを見て)『日本が今や(誤りを)認める時が来たんだ』という気がする」とし「私たちの正しい歴史を皆さんが知るべき。たくさんの方に訪問してほしい」と呼びかけた。李さんは「日本が(公式に)謝罪をして賠償する時まで、多くの方々が(ここを訪れて被害女性の努力に)参加してくれるよう願う」と述べた。
ナヌムの家の安新権(アン・シングォン)所長は「恨(ハン)が深く刻まれた生活を送りながら、日本政府から謝罪と賠償を受けるために、そして歴史的な問題を解決するために国内外で多くの活動をされながらも、ついに思いを成し遂げられずに亡くなった旧日本軍性的奴隷被害女性の方々を記憶するために施設を作った」と紹介した。安所長はまた、「おばあさん方が残された遺品や写真・映像は、忘れられた歴史ではなく現在も進行している歴史」とし「ここは正しい歴史と人権・平和を実現しようとした被害者の魂を込めて記録を展示した場所」と付け加えた。