地位高まった韓国のバイオ、グローバル製薬市場で胸を張る(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.12 15:20
9日(現地時間)午前7時、米国サンフランシスコ。サムスンバイオロジクスの金泰漢(キム・テハン)代表は「JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス」が開かれる会議場へ向かった。開幕2時間前から顧客とのビジネスミーティングが予定されていたからだ。ミーティングの時間は約30分に過ぎなかったので、会社の競争力を簡潔かつ明確に伝えなければならなかった。彼はこの日、このようなミーティングを10件もこなした。彼は夕方になった後も主要顧客会社との交渉のために、夕食を2回も取るスケジュールを立てた。金代表は「今年完工する世界最大『第3工場』と技術力を発信していくことに焦点を当てた」とし、「世界バイオ・製薬会社の主な関係者らが一堂に会するため、ネットワークを広げて市場の動向を把握できる」と話した。
韓国の主要製薬・バイオ企業がサンフランシスコに総出動した。9~11日に開かれる「JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス」に参加してグローバル市場への進出を加速化するためだ。JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンスは約40カ国から1500社余りが参加する世界最大の製薬・バイオ関連行事だ。2015年、ハンミ薬品の大規模な技術輸出もここから始まった。主要研究開発(R&D)の成果を紹介し、投資資金を誘致することができることから、米フォーブス誌はこの行事を「ウォールストリートのショッピングモール」に例えたりした。
最近、米国で抗体バイオシミラー(バイオ後続品)「レムシマ(Remsima)」を発売した韓国セルトリオンはR&D成果などを発表する。