1100兆ウォン市場で関税撤廃…韓国、半導体・テレビの中国輸出に好材料(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.27 09:28
情報技術(IT)輸出市場をめぐり階級制限のない無限競争が早ければ来年7月から始まる。24日の世界貿易機関(WTO)で韓国を含む52カ国が妥結した情報技術協定(ITA)が持つ意味だ。201品目のIT製品の関税障壁が段階的に消える。協定に52カ国が署名したが、効力はWTO全加盟国に及ぶ。発効後、最大7年かけて関税が段階的に撤廃される。産業通商資源部のウ・テヒ通商次官補は「今回無関税になった品目はほとんど韓国の輸出品。他の分野とは違い、開放すればするほど利益」と話す。
世界市場の沈滞、円安など悪材料を迎えた韓国の輸出に久々に朗報が届いた。ITA交渉の妥結で1兆ドル(約1100兆ウォン)規模のIT市場が追加で開放される。IT分野で世界的な競争力を持つと評価される韓国としては、輸出に活路を開く好材料だ。特に最大貿易国の中国にテレビやカメラ部品を無関税で輸出できる道も開かれた。