ぐるぐる巻いて、透き通って…秘密兵器を装備した韓国IT(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.11 14:38
それでもサムスン電子が完成品のハードウェア比重を減らすわけではない。4-6月期に相対的に振るわない実績をおさめたサムスン電子は、今年の下半期に「ノータブル(NOTABLE)」で反撃を狙う。ノータブルはノート(Note)とタブレット(Tablet)、ウェアラブル(Wearable)の合成語だ。スマートフォンの代わりに派生製品格であるギャラクシーノートなど大画面スマートフォンとタブレットPC、ウェアラブル端末などを前面に出して実績不振を挽回するという戦略だ。サムスン電子無線事業部も内部的に下半期の主力営業対象に、9月発売予定の「ギャラクシーノート4」とプレミアム級タブレットPC「ギャラクシータブS」、スマートウォッチ「ギアライブ」を選んだ。
特に10日、韓国をはじめ米国・英国など世界20カ国で同時発売した「ギャラクシータブS」は、アップルの「iPad」を抜いてタブレット市場世界1位を占めるというサムスンの目標が込められた製品だ。タブレット製品では2011年以降3年ぶりに初めてアクティブマトリックス型の有機発光ダイオード(AMOLED・アモレッド)を採択し、ギャラクシーS5に搭載したホームボタン指紋認識機能も同一適用した。アモレッドは2012年に申宗均(シン・ジョンギュン)サムスン電子情報技術・モバイル(IM)部門社長が「サムスンのスマートフォンのアイデンティティ」と強調した技術で、液晶画面(LCD)に比べて豊富な色を再現できるという評価を受けている。米国ウォールストリートジャーナル(WSJ)も「ギャラクシータブSはサムスンが今まで出したどんなタブレットPCより優れている」として「最高水準の高画質動画用タブレットPC」と説明した。