アベノミクス7カ月の現場を行く(上)…札束が生んだ明暗(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.12 09:25
ここまでがアベノミクスの明るい半分の姿だ。もう半分はやはり暗さが濃厚だ。円安で原油価格が上がると漁民が苦しくなった。先月29日には全国の漁民2500人が日比谷公園に集まり対策を求める大規模デモを行った。このような不満は農民、貨物トラックドライバーなどからも出ている。
金融市場では長期国債金利が首をもたげている。政府が国債を大量発行し、今後の景気上昇に対する期待感が高まるなどさまざまな変数が重なったためだ。今年初めに0.3%だった10年物国債利回りは今月初めに1%近くまで上がった。現在は日本銀行の介入で0.8%台に抑えられている状態だ。