【噴水台】100年の対話=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.26 10:19
「歴史とは現在と過去との絶え間ない対話である」という。『歴史とは何か』の著者、英国の歴史学者E.H.カー(1892-1982)が生まれ変われば、韓国に留まって研究するかもしれない。進歩主義史学者だったカーは歴史を「今日の社会と昨日の社会の間の対話」ともいった。「一つの時代が別の時代の中から見つけだす注目すべきことに関する記録」という定義もある。カーが強調した進歩としての歴史、過去と現在の対話が韓国でドラマのように展開された。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)のチョ・グク民情首席秘書官は24日、「3・1独立運動は100年前の我々の祖先がした『ろうそく革命』」と表現した。「万歳せよ2019」というキャンペーンに参加しながらフェイスブックに書いた内容だ。チョ首席秘書官は「3・1運動と大韓民国臨時政府の精神は今も生きている」とし「この精神を毀損する勢力は審判を受けた」とコメントした。26日には臨時政府庁舎がある中国上海で3・1運動と大韓民国臨時政府100周年を記念する韓中カンファレンスも開催される。100年前の歴史との対話は続いてきた。