青春世代は２つの地球で生きている。一つは私たちが足をつけて暮らしているこの地球村であり、もう一つは世界の青春が自発的に作り出した「ユーチューブ」というオンライン世界だ。実際の世の中で就職や進路問題に悩んでいる青春も「ユーチューブ帝国」では青春特有の創意性で新しい文化を作り出す。最近はユーチューブの動画だけで利益を出す２０－３０代も増えた。英語圏ではユーチューブを通じて新しい文化と経済を作り出す人たちを「ユーチューバー（ｙｏｕｔｕｂｅｒ）」と呼ぶ。ユーチューバーは青春世代のもう一つの名前だ。

累積再生回数２億回。動画を受けてみる定期購読者だけで９７万人。毎週３箱以上もたまる世界ファンのプレゼント。ファン後援金４０００万ウォン（約４００万円）で弘大に出したスタジオ…。

平凡なカナダ人英語教師夫婦だったサイモンとマティナがユーチューブチャネル一つで生み出した成果だ。ともに３１歳のこの夫婦は２００８年に韓国に来た後、趣味でユーチューブに動画を載せ始めた。韓国の文化と生活の姿などを撮ったものだ。こうした動画の噂が広まり、広告収益まで生じることになった。２年前からは英語の講師をやめ、専業ユーチューバーに変身した。この夫婦は韓国を紹介するユーチューブの映像だけで年間数億ウォンの収益を出している。

青春世代にとってユーチューブはもう一つの地球だ。世界の２０－３０代はユーチューブを通じて新しい文化を作り、経済的な利益を創出している。ユーチューブの一日の再生回数は６０億回。情報技術（ＩＴ）専門家はうち７割が２０－３０代の利用者と推定している。実際、米インテリジェンスグループの昨年の調査結果によると、１９－２４歳の６８％、２５－３４歳の６２％がいつもユーチューブを利用すると答えた。


日常が事業に…私は年俸億ウォン台のユーチューバー＝韓国（２）