「日本総督が無断搬出した『青瓦台美男仏像』を再び慶州に」…韓国文化財の返還を求める声(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.23 17:34
1/2
青瓦台内に位置した枕流閣。枕流閣の裏側にある泉のほとりに石仏坐像がある。(写真=中央フォト)
この仏像は青瓦台内に閉じ込められ、世の中の人々から忘れられた。そのうちにこの仏像の存在が世間の関心を集めたのは94年だった。当時は、亀浦(クポ)駅列車転覆事件、アシアナ航空期墜落事件、西海(ソヘ、黄海)ペリー号沈没事件、聖水(ソンス)大橋崩壊事件など大型惨事が相次ぎ起きた時だった。
キリスト教信者である金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が青瓦台に入り、青瓦台内仏像を全部片づけてしまったのが原因というデマが出回った。仏教信者だった全斗煥(チョン・ドゥファン)・盧泰愚(ノ・テウ)元大統領時代に青瓦台に安定的に置かれていた仏像がチュンヒョン教会長老だった金泳三元大統領就任以降片づけられたため、「事故共和国」になったというデマだった。