全羅北道ではこの日、雨の中でも河川の水を貯水池に移す作業が続いた。全羅北道の２２４８カ所の貯水池の平均貯水率は２９．４％と、平年（７１．８％）の４０％水準にしかならない。このため群山（クンサン）・井邑（チョンウプ）・高唱（コチャン）・金堤（キムジェ）・扶安（プアン）の５市・郡では、先月初めから錦江湖と河川の水を管路を通じて１０カ所の貯水池に送っている。来年５、６月の農作業に備えるためだ。

仁川（インチョン）江華島（カンファド）の今年の降水量も例年の半分ほどの４３２ミリにすぎなかった。このため３１カ所の貯水池のうち２６カ所は貯水率５０％を下回った。西検（ソゴム）貯水池・コリョ貯水池など９カ所はすでに底をついた。江華郡（カンファグン）は京畿道金浦（キンポ）のように漢江（ハンガン）の水を引いて農業用水として使用する案を推進している。キム・イクヒョン江華郡農政課長は「このままだと江華郡の農家全体の４５％が来年春に農作業ができないおそれがある」と懸念を表した。

気象庁は来年春まで干害が続くと予想している。気象庁長期予報によると、この冬（１２－２月）の降水量予想値は８８．５ミリと平年並みだ。２７日現在、全国の平均降水量は７６２ミリと、平年（１２２３ミリ）の６２％水準にすぎない。単純計算で４６１ミリさらに降らなければならないが、予想値はこれを大きく下回り、干害を避けるのが難しいとみられる。


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