韓国、内需・輸出不振で所得にも「冷たい風」…実質GNI増加率、30カ月ぶり最低

韓国、内需・輸出不振で所得にも「冷たい風」…実質GNI増加率、30カ月ぶり最低

2014年12月05日14時15分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  内需に続き輸出まで不振のあおりを受け、過去3四半期の韓国の国民所得は足踏み状態となっている。国策研究機関である韓国開発研究院(KDI)は成長の勢いが鈍化していると警告した。

  韓国銀行が4日発表した「7-9月期国民所得(暫定)」によると、7-9月期の実質国民総所得(GNI)は4-6月期より0.3%増にとどまった。今年1-3月期(0.5%)、4-6月期(1.1%)と改善傾向にあった増加率が大幅に伸び悩み、2012年1-3月期(0.3%)以降の最低値となった。

  実質GNIは、国民が国内だけでなく国外で稼いだ所得の実質購買力を表す指標だ。一国家が生産した付加価値である実質国内総生産(GDP)に、交易条件の変化に伴う貿易損益、国外純受取要素所得(国民が海外で受け取った所得から、外国人が国内で得た所得を引いたもの)を反映して計算する。

  7-9月期の実質GDP増加率は前四半期比0.9%で、先月発表された速報値と同じだった。GNI増加率がGDP増加率を大幅に下回ったことは、国民の実際の財布事情が経済成長率についていけなかったという意味だ。

  全体の製造業GDPは0.8%減った。情報通信技術(ICT)製造業が前四半期より10.3%急減したことを受けたものだ。民間消費は1.0%増加した。。しかし、輸出が自動車などを中心に2.2%減少して輸入も0.5%減った。設備投資も0.5%の減少傾向に転じた。

  KDIは同日、「12月経済動向報告書」を通じて「景気関連の主要指標が振るわない様子をみせ、韓国経済の成長傾向が次第に鈍化している」と診断した。先月、韓国経済全般が振るわないと懸念を示したことに続き、今年に入ってKDIの景気診断のうち最も悲観的なものだ。

  KDIは、米国を除く主要国の輸出が減少し、1日の平均輸出額増加傾向も鈍化した点を指摘した。景気状況を示す景気動向指数の循環変動値は前月よりも0.3ポイント下落し基準値である100.0まで落ちた。KDIは「内需指標が振るわない中、輸出も減少傾向に転じるなど韓国経済の総需要が鈍化していることを示唆している」と警告した。
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