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米国を魅了した韓国陶磁器の「非対称の素朴美」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.06 17:49
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「韓国陶磁器は最も大きな競争力を持ちながら最も低く評価された文化です。陶磁器がK-POPに劣らないコンテンツ競争力を持っていることを広めるために海外巡回展示を開いています」

陶芸家のイ・ジョンヌン氏(57)の陶磁器世界をかいま見えることのできる展示会「土痕」が米国ワシントンD.C.の韓国文化院で開かれている。展示会を訪れたワシントンの主な博物館や美術館の関係者、レストランのシェフはその第一声で「シンプルであたたかく、自然だ」と評価した。一見矛盾する言葉のようだが、「非対称の素朴美」を意味するものでもある。スミソニアン自然史博物館のキュレーター、ポール・マイケル・テイラー氏は壷の連作や陶磁器壁画など60点余りを見学した後「初めて見るユニークな作品群」とし「陶磁器を見て幸せな気持ちになった」という賛辞を送った。

 
ロサンゼルスとニューヨークに続いて3回目となる米国展示会をスタートさせたイ氏は「土痕とは、土の痕であり歳月の感触、切実な祈りを反映させたもの」としながら「青磁や白磁とは違い、土の質感を火の中でそのまま再現できる土と火の幽玄な調和を目指した」と説明した。陶磁器経歴約30年のイ氏は陶芸授業を始めて幾日も経たないうちに白磁と青磁をつくるのを止めたという。

展示会に訪れた米国人はイ氏の陶磁器に描かれた花や牛、鳥に注目した。イさんは「花・牛・鳥は夢と希望と幸福を意味する」とし「陶磁器には技術でなく、どのような考えと哲学を込めるかが問題」と強調した。イ氏は5日までワシントンで展示会を開催したあと、再びニューヨークに戻って作品販売展を開く。販売収益金はアフリカ・タンザニアに懐中電灯を送る運動に寄付する。

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    2015.10.06 17:49
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