韓国・英国は新しいワインよく飲む独特の市場(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.01 16:03
フランスの最高級ワインを称するグラン・クリュ(1等級)ワイナリー。世界で最も有名な5大シャトーの1つ。1855年、ナポレオン3世が初めてワイン等級システムを作る際に最初に1等級に上がって「1等級の中の1等級」という別称で呼ばれるワイナリー。まさに「シャトー・ラフィット・ロートシルト(Chateau Lafite-Rothschild)」のことだ。シャトー・ラフィット・ロートシルト1869年産は2010年に香港サザビー競売で23万ドルで売れて史上最高額を記録した。
最近訪韓したこの会社のナンバー2、ミッシェル・ネグリール(Michel Negrier)輸出総括ディレクター(53)は、中央日報とのインタビューでグローバルワイン市場について「中国で広がっている腐敗との戦争で、超高価ワインの投機需要が消えつつある」と明らかにした。彼は「だが価格対比で品質の良いワインを探し求める消費者は、ほかの国はもちろん中国でも急速に増加している」と付け加えた。ネグリール氏はフランスのほかにラフィットのすべてのグローバル輸出市場を総括している。
ネグリール氏は「最近ラフィットがチリで作ってイーマートに供給した『ロス・バスコス(Los Vascos)』ワインが韓国で大人気を呼んだのも、価格対比で品質を求める側に韓国消費者の好みが変わったことを見せている」と明らかにした。ラフィット社はフランスのボルドーワイナリー以外にも南フランス・チリ・アルゼンチンに「リトル・ラフィット」と呼ばれるワイナリーを運営し、超高価ではない大衆ワインを生産している。