<金総書記死去>韓米首脳、落ち着いた対応で合意(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.20 10:26
19日昼に金正日(キム・ジョンイル)総書記死去の事実が知らされた後、李明博(イ・ミョンバク)大統領は国家安全保障会議(NSC)を緊急招集した。2時間余りの会議で李大統領は危機管理マニュアルに基づく対応措置の支障ない履行を確認し、北朝鮮の状況を鋭意注視しながら万全の体制を整えることにしたとアン・グァンチャン国家危機管理室長が伝えた。在外公館も一斉に非常勤務に入った。全公務員に非常勤務令、警察には警戒強化非常勤務令が下された。
全軍は非常警戒態勢に入った。午後1時ごろに合同参謀本部は非常警戒態勢を3級から2級に引き上げ北朝鮮監視を強化した。各軍の大隊長級指揮官には定位置待機指示が下された。チョン・スンジョ合同参謀議長とサーマン韓米連合司令官は緊急会合を持ち、「不必要に危機感を高調せず落ち着いて対応しよう」という側に意見を集約した。これに伴い、北朝鮮情報監視態勢の「ウォッチコン」を3段階から2段階に格上げしないことにしたことがわかった。休暇将兵の帰隊命令は下されなかった。これに先立ち同日午前に東海(トンヘ、日本名・日本海)上で北朝鮮が短距離ミサイルを発射したが、軍当局はこの事実を知りながらすぐには公開しなかった。軍は午後遅くになり「(われわれが)ずっと追跡してきた事案で、金総書記の死去とは関係がないようなので話さなかった」と釈明した。