<韓国、不法滞在者の子供たち>(下)養子に出す親たち
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.11 13:59
カンボジア出身のリホン(30)、ナリ(28、女性)夫婦は4カ月前に「ハングク(韓国)」を産んだ。不法滞在者なので自国の大使館に出生申告ができなかった。それでこの赤ん坊には国籍がない。
子供が100日になる頃、母親は困難になった時ごとに自分たちを助けてくれたキム・ソンジン浦項(ポハン)移住労働者センター長(49)を訪ねた。それから懇願した。「子供がここで隠れて暮らさずに、まともに教育を受けて大きくなるには、どうしても韓国籍が必要です。あなた方のように良い人たちが養子にしてください。遠くないところに住めば、いつも子供の顔を見ることができるでしょう」。