中国資金が韓国の土地購入…2020年には現在の面積の2倍に(3)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.12.29 14:40
◆中国依存度が高まれば地域経済は危険
中国資本に対する依存度が高まるほど、地域がまるごと崩れるという懸念もある。キム教授は「中国は国家的に個人の観光を統制できる国だ。尖閣諸島事態が発生した時、中国人が日本に行かなくなったのがその事例に挙げられる」とし「中国政府が済州旅行を3カ月間禁止する場合、済州は非常に大きな打撃を受けるだろう」と述べた。最近は海外カジノ旅行に中国政府が言及した。自国の資金が海外のカジノに流れるのを防ぐためだ。最も近い済州のカジノがその標的になったという。
主要研究所の専門家らは中国内の不動産市場と政治状況の余波で、中国人の富裕層が韓国の領土を購入していると分析した。LG経済研究院のナム・ヒョジョン研究員は「習近平主席の時代に入り、中国内の不正腐敗根絶の動きが強まり、従来の中国人の富裕層が自国内の投資先より海外投資に注目したと考えられる」と述べた。チョ・マン韓国開発研究院(KDI)国際政策大学院教授も「2011年に中国政府が住宅価格が過熱するのを防ぐために貸出も規制し、投機抑制政策を使った」とし「9月末ごろ規制緩和措置が出たが、それ以前まで中国内で資金を運用するのは容易でなかったはず」と話した。