【コラム】反日感情の助長は三・一精神に背く=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.25 07:05
「自己を策励するのに急なわれわれには、他人を怨みとがめる暇はない。現在を綢繆(ちゅうびゅう)するのに急なわれわれには、宿昔を懲辨(ちょうべん)する暇はない。今日われわれがなさねばならないことは、ただ自己の建設だけである。決して他を破壊するものではない」。
三・一独立宣言書に出てくる言葉だ。100年前、祖先は韓民族を銃刀で抑圧した日本を敵とするのではなく、自らを立て直すために三・一運動をするという事実を明確にした。民主・平和・非暴力を前面に出した三・一運動の精神は大韓民国建国理念として憲法の前文に生きている。
三・一運動100周年を迎えた我々は三・一運動の精神に忠実に生きているのか。韓完相(ハン・ワンサン)三・一運動および臨時政府樹立100周年記念事業推進委員長は中央日報との対談で「三・一精神の核心は『先制的な愛の実践』『先制的な正義の実践』『先制的な平和の構築』」とし「三・一精神は100年が過ぎた現在でも全く到達できていない」と述べた。