李勇鮮（リ・ヨンソン）国際テコンドー連盟（ＩＴＦ）総裁が２７日、「テコンドーは一つ」と述べ、世界テコンドー連盟（ＷＴＦ）と早く統合するべきだと強調した。ＩＴＦは北朝鮮が主導するテコンドー協会で、韓国が主導するＷＴＦがスポーツの性格を全面に出して変化を繰り返している一方、武道としての原形を強調している。ＩＴＦとＷＴＦは競技の仕方や型の基本、用語、競技の規則でも違いがある。

全羅北道茂朱（チョルラブクド・ムジュ）のテコンドー院で開かれた２０１７ＷＴＦ世界テコンドー選手権大会開幕式で、北朝鮮のＩＴＦ模範競技団は公開演技を行った。彼らを率いて韓国入りした李総裁は２７日、世界テコンドー平和統一支援財団（ＧＴＳＦ）主催の晩さんで「それ（ＩＴＦとＷＴＦを合わせる議論）のために来た」を明らかにした。

李総裁は「テコンドーは一つなので、早く統合しなければならない」とし「扉は開いたので、あとは入るだけだ。入ればひとつ屋根の下に一緒にいるようなもの」と強調した。また、北朝鮮のＩＴＦ模範競技団が韓国で公開演技にしたことについて「全ての天下を収めたような気がした」とし「われわれ民族が作ったテコンドーがそれこそ一つになるような気持ちだった」と明らかにした。