‘韓国版マタ・ハリ’事件と呼ばれた女性スパイ‘金寿任(キム・スイム)事件’は操作された可能性があると、AP通信が16日報じた。 APは米国立文書保管所で入手した1950年代の秘密資料を分析した結果、これまで知られてきた‘金寿任事件’は事実と差がある、と明らかにした。 APが入手した資料は最近になって秘密解除された文書。
梨花女子専門学校を卒業した美貌の金寿任は、米軍政の実力者だったジョン・ベアード大佐(米8軍司令部憲兵監)と同居した。 金寿任は49年、‘米軍撤収計画’など米軍の重要機密文書を北側に伝える一方、韓国で手配中だった共産主義者の恋人・李康国(イ・カングク)を越北させた容疑で50年に逮捕され、死刑になった。 李康国は北朝鮮で初代外相に抜てきされた。