原発2基の工事を中断した韓国政府、存廃は「世論」が決定へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.28 08:56
30%ほど建設が進んだ新古里(シンゴリ)原発5・6号機の存廃が「市民陪審員団」によって決定される。現在進行中の工事は最終決定が出るまで中断する。
政府は27日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の主催で青瓦台(チョンワデ、大統領府)で国務会議を開き、蔚山市蔚州郡西生面(ウルサンシ・ウルチュグン・ソセンミョン)に建設中の新古里(シンゴリ)5・6号機の建設を一時中断し、今後の方向に関する公論化作業をすることにした。
文大統領が19日の古里(コリ)原発1号機永久停止記念行事で「新古里5・6号機をめぐる社会的な合意を導き出す」と述べたが、この後続措置だ。新古里5・6号機は先月基準の工程率が28.8%と、投入された工事費だけでも1兆6000億ウォン(約1600億円)にのぼる。